周波数特性調整、反射残響/室内音響①


 音質に一番影響のある特性は色々の特性を聞き比べてみた結果周波数特性と思う。

自分の好みの音質を作るにしてもまずは出来るだけ周波数特性がフラットな状態が基本になる。


1.SPとMICの距離と周波数特性調整


部屋の大きさ:8畳+10畳 間仕切り無し システムは8畳部に設置している

周波数特性調整 MICとSPの距離

①.SPとMIC間距離:50cm(紫色特性)

 無響室とまではいかないが直接音の割合が大きい。400Hz以上はユニットの特性が表れている。

80~400Hzでは (MICをMIDとHIGHTのセンターの軸上に設定したので)LOW SP のコーン紙面及びバスレフのポート面の軸が大きくづれるているからと思われる。

大型システムでは 50cm の距離では軸のずれが大きく調整は困難。

 

②.SPとMIC距離:1m(赤色特性)

良好、反射の影響も大きくはなく室内で調整する距離として適切なポイントで あろう。

 

③.SPとMIC距離:2m ここは試聴ポイント(青色特性)

 壁からの反射の影響が強く大きなディップが3か所生じている。

試聴ポイントでフラットな特性にするためイコラ イザーなどで補正するという話を聞きますが、特にディップの場合は止めた方が良いと思います。打ち消しあっている周波数をイコライザーなどで 上げれば過大な入力が SPに加わることもありますし場所を変えれば大きなピークに成っているかもしれない。

ここは自分のオーディオルームの個性だとあきらめています。

 納得できなければ壁を細工したり、システムと試聴ポイントを変えるなどの努力をする。


2.参考:SPからの距離と反射などの影響:SONOGRAM


SONOGRAM SP-MIC 50㎝

 

 

SP-MIC:50cm

右下へ斜めに伸びるのはのは壁からの反射

真下へ伸びるのは共振


SONOGRAM SP-MIC  1m

 

 

SP-MIC:1m

下図の2mの距離では反射が強いのでこの距離ぐらいが周波数調整の限度


SONOGRAM SP-MIC  2m

 

 

SP-MIC:2m

この距離になると反射がかなり強い

反射のエコーの絵の数値を拾っていくとどこの壁からの影響かを算定出来る